充実したカリキュラム

・留学課程の設置目的・経緯

近年日本は、外国人の受け入れを短期・中長期在留者共に増やしてきました。それに伴って、外国人のコミュニケーション能力や自己管理能力の不足が様々な問題を引き起こしています。当校は、中長期在留者として将来日本で社会人として活躍するために、高等教育機関に進学することを目指す学生を対象とすることとし留学課程の設置を行うことにしました。当校では、学生に対して、従来の文法の積み上げ型ではなく高等教育機関で通用するコミュニケーション重視の日本語能力を習得させ、高等教育機関における学びを通して社会の中で協調し、共生しながら自ら行動するための基盤を形成させることを目的とし、そのために必要なB2レベル相当の日本語能力を習得させることを目標とします。

・教育課程の到達目標

【書く】未習の語彙を用いて正しくまとまったテクストが書ける。

【読む】自分の専門分野の技術的なことについてはもちろん、専門外のことについて、また具体的な話題でも抽象的な話題でも、複雑なテクストの主要な内容が読める。

【聞く】ニュース、テレビ番組、映画等様々な媒体において、未習の語彙でも類推して聞くことができる。自分の専門分野の技術的なことについてはもちろん、専門外のことについて、具体的な話題でも抽象的な話題でも、複雑なテクストの主要な内容を聞き理解できる。

【やりとり】自分の専門分野の技術的なことについてはもちろん、専門外のことについての議論ができ、具体的な話題でも抽象的な話題でも、複雑なテクストの主要な内容についてもやりとりができる。熟達した日本語話者とコミュニケーションがとれるくらい流暢かつ自然にやりとりができる。

【発表】資料等を見て、明確で詳細なキャリアプランを作成し、その成果物をフィラー等様々な技術を効果的に用い発表できる。

【漢字】未習の漢字でも類推して読むことができ、必須とされている漢字は書ける。卒業後の専門用語の漢字も未習でも類推して読め、理解できる。

【キャリアプラン】共同作業することにより、社会で活動し、協働する力が養われ、客観的視点から見た将来の人生設計ができる。またそれを発表することにより、自己評価、相互評価をし、自ら学習してきたことを振り返り、更に修正し、集大成のポートフォリオができる。

・学習を自ら管理する能力

今後社会に貢献し活躍していくことを見据えて、入学後最初の中間試験期間中に担任がカウンセリングを行い、学生自ら目標を立て、計画する。課終了前後に2回candoチェックリスト等で自己評価を繰り返すことにより、習熟度を客観的に把握でき自分に合った学習計画を管理、修正する自律学習能力を養うことができる。音声、語彙はダウンロードし、場所・時間を問わず、学習できるので、自己のペースで、学習を復習を繰り返し、補える。教師の説明を聞いたり、質問に答えたりする授業ではなく、やりとりをすることで「わかる」のではなく「できる」ようになることを最優先しているので、個々に自分が何ができるようになったか、何ができないのかを確認し、次の学習につなげることができる。学習者が相互評価することにより、「気付く」、「考える」、「評価し合う」を繰り返し、学習のポイントを明確にし、自ら管理できる。

1. 設定課程

★ 進学2年課程:日本語を180時間以上履修し、日本語A1レベル相当の日本語能力がある学生対象
★ 進学1年6か月課程:日本語を300時間以上履修し、日本語A2レベル相当の日本語能力がある学生対象

2. 授業時間

時間割

午前

午後

1時限

09:00~09:45

13:10~13:55

2時限

09:50~10:35

14:00~14:45

3時限

10:45~11:30

14:55~15:40

4時限

11:35~12:20

15:45~16:30

3. 日本語教育課程のレベル設定の概要

参照枠

レベル設定

到達目標

(Can do)

1週あたりの授業時間数

期間

(月数・週数)

合計授業時間数

A1

初級1

生活に必要な日常会話を聞き、理解しやりとりできる。自己紹介、他者紹介ができ、身の回りについてのことが発表できる。個人の情報について、質問したり答えたりとやりとりができる。相手がゆっくり話すなら簡単なコミュニケーションができる。生活に必要な漢字が読め、書くことができる。簡単な漢字やふりがながある漢字であれば、文章が読める。学習した漢字を用いて、作文が書ける。文字・語彙、文法、読解、聴解の各科目でN4レベルに達することができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

A2

初級2

身の周りの話題はもちろん関心のあることには、簡単な表現でやりとりをし発表することができる。意見文や現代文学、エッセイ等が読め、既習の語彙を用いて、テクストが作成できる。関心のあるニュース、映画等も聞き取ることができる。日常生活に必要な漢字だけでなく、更に高度な漢字が読め、書くことができる。既習の漢字は読める。文字・語彙、文法、読解、聴解の各科目でN3レベルに到達することができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B1

初中級1

して文章を読み理解できる。経験、出来事、夢、希望等を説明し、意見や計画の理由等、短く発表することができる。既習の漢字は読め、書くことが必須の漢字は完ぺきではないがほぼ書ける。文字・語彙、文法、読解、聴解の各科目のN2レベルの導入に入ることができる。簡単なキャリアプランを作成することができる。主観的な発表ができ、簡単な相互批評ができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B1

初中級2

簡単な社会の話題について、概略を聞き、やりとりができる。未習の語彙があっても類推して会話についていける。客観性があり、主張のある発表ができる。関心がない話題についても脈絡のあるテクストが書け、聞き取り、やりとりができる。主観的に意見や主張を発表できる。ニュース、テレビ番組、映画等普通の速さであれば、未習の語彙でも類推して聞くことができる。既習の漢字は読むことができ、書くことが必須の漢字は書ける。文字・語彙、文法、読解、聴解のN2レベルの各科目の合格基準点に近づくことができる。意見や計画の理由、説明を発表することができる。資料等を活用し、キャリアプランを作成することができる。客観性がある発表ができ、相互批評ができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B2

中級1

自分の専門分野の技術的なことについての議論ができ、具体的な話題でも抽象的な話題でも、主要な内容を聞き、読める。熟達した日本語話者とコミュニケーションがとれるくらい自然にやりとりができる。広範囲な話題について明確なテクストを作ることができ、様々な選択肢ついて、長所や短所を示しながら自己の視点から発表できる。既習の漢字が読め、書くことが必須の漢字は書け、未習の漢字も読むだけなら、類推して読める漢字もある。文字・語彙、文法、読解、聴解の各科目のN2レベルの定着に近づくことができる。資料を効果的に活用し、明確なキャリアプランに近づくことができる。相互批評を受け、振り返り、修正することができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B2

中級2

自分の専門分野の技術的なことについての議論ができ、具体的な話題でも抽象的な話題でも、複雑なテクストの主要な内容を聞き、読める。熟達した日本語話者とコミュニケーションがとれるくらい流暢かつ自然にやりとりができる。かなり広範囲な話題について明確で詳細なテクストを作ることができ、様々な選択肢ついて、長所や短所を示しながら自己の視点から発表できる。未習の漢字も類推してほぼ理解することができる。N2レベルの合格点に近づくことができる。資料を効果的に用い、明確で詳細なキャリアプランができる。相互批評を受け、更に修正を重ね、集大成のポートフォリオに近づけることができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B2

上級1

自分の専門分野については議論ができ、具体的な話題でも抽象的な話題でも、主要な内容を聞き、読める。熟達した日本語話者とコミュニケーションがとれるくらい流暢かつ自然にやりとりができる。かなり広範囲な話題について明確で詳細なテクストを作ることができ、様々な選択肢ついて、長所や短所を示しながら自己の視点、客観的な視点両面から発表できる。未習の漢字は類推して理解できる。N2レベルの模試に、常に安定したレベルに達することができる。資料を効果的に用い、自己評価、相互評価をし、集大成のキャリアプランの作成に近づけることができる。効果的に発表できる技術を工夫することができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

B2

上級2

自分の専門分野の技術的なことについてはもちろん、関連することについての議論ができ、具体的な話題でも抽象的な話題でも、複雑なテクストの主要な内容を聞き、読める。熟達した日本語話者とコミュニケーションがとれるくらい流暢かつ自然にやりとりができる。未習の漢字でも類推して読むことができ、必須とされている漢字は書ける。卒業後の専門用語の漢字も未習でも類推して読め、理解できる。JLPTの文字・語彙、文法、読解、聴解の各科目のN2レベルに到達し、高等教育機関が必要としているN2が取得できる。様々な話題についても、明確で詳細なテクストを作ることができる。ニュース、テレビ番組、映画等あらゆる媒体において、未習の語彙でも類推して読み、聞くことができる。未習の語彙をも用いて正しくまとまったテクストが書ける。資料等を見て、明確で詳細なキャリアプランを作成することができる。また、その成果物をフィラー等様々な技術を効果的に用い発表できる。共同作業することにより、社会で活動し、協働する力が養われ、客観的視点から見た将来の人生設計ができる。またそれを発表することにより、自己評価、相互評価をし、自ら学習してきたことを振り返り、更に修正し、集大成のポートフォリオができる。

20単位時間

3か月・9.5週

190単位時間

 

 

 

合計

24か月

・76週

1520単位時間